【老後資金】必要な額っていくら?

昔は「60になったら、年金で悠々自適」

と信じていた・・・

でも、現実は「悠々自適」なんて

夢のまた夢!

 

老後資金は一体いくらあれば安心?

公的年金や退職金、預貯金、

さらには家族の健康状態も大事。

現在は、長寿化も進み、生活資金をどの程度

見込む必要があるか…考えるべき内容

図解 いちばん親切な年金の本 23-24年版

 

65歳以上の2人世帯での支出っていくら?

総務省統計局の2019年

「家計調査年報(家計収支編)」

 (二人以上の世帯のうち

 高齢無職世帯の消費支出)より

食費、住居費、光熱費など必要な支出…

 23万9,947円

 +税・社会保険料など加えると…

 27万929円

収入(公的年金など)…

 21万6,910円

 +その他の収入を加えても…

 23万7,659円

毎月3万3000円ほどの赤字!

ここ10年間は赤字額が

 3万〜6万円台で推移

 

一般的には、基本的に公的年金

頼るしかない

となると…

毎月の不足分は貯蓄等で補う…

その不足分が、月5万円として

老後生活を30年間とすると…

計1,800万円が必要!

※自営業等の国民年金の人は

  更に上乗せが必要

 

家庭によっては介護費や医療費など

平均以上に必要になるケースもある

老後資金として2,500万円程度

目安とも言われている

公的年金や介護、老後でのリスクは

少なくない

 

老後資金の準備は50代になってから?

短期間で多額の資金を用意するのは

難しい

その為には、退職金の他、個人年金等の投資、

不動産等、今から試算し、

今後の貯めるペースを割り出し

各家庭に適した

老後資金づくりが大切

子育て等、ある程度余裕が

できてからの準備をスタートする

家庭も多いはず

 

将来の公的年金の支給額や支給時期

明確な年金支給額は不確かだ

しかも、長寿社会なので、

高齢者の介護人口は

更に増加し、社会的な費用負担も

大きな問題である

自分で設定する老後資金以上に

資金が必要になる場合も多々ある

 

よって…

60歳以降も働き続け、

多少でも収入の確保が

今後の老後資金づくりの

ポイントになる

 

①生活費を見直す

老後の生活で大切なことは

無駄なコストをかけないこと

まずは生活のダウンサイズを!

無駄な出費をどれだけ減らせるか

ゲーム感覚で

チャレンジすることもGOOD

節約できたら、賢く貯蓄可能!

 

・食費の見直し

意外と衝動買いしやすい食品

セールや、空腹時の買い物は

ついつい余計に買いがち

まず、買い物に行く回数を減そう!

(買い物をしない日を

 作るだけでも効果アップ)

冷蔵庫の食材だけで作る等

節約の第一歩を!

 

・通信費・スマホ代の見直し

キャリア携帯から格安SIM

格安スマホへの乗り換え

通信・通話料を月額2,000円ほどに

ダウン可能

また、利用していない有料アプリ等も

見直そう!

 

・車関連の費用の見直し

イカー維持費は、大きな負担

ガソリン代、税金、車検代、定期点検代、

保険料、駐車場代、などなど

週末に乗るだけなら、必要な時だけ

レンタカー、タクシーを

利用するのもGOOD

 

・保険の見直し(生命保険)

必要保障額は、ライフステージごとに

変わる

一般的には、子どもの成長などに

応じて必要保障額は減っていく

よって生命保険の見直しは必要

 

・保険の見直し(医療保険

医療保険も、民間の保険ありきの

必要はない

平均寿命が延び

高齢になればなるほど

病気に対するリスクは高まる

が、保険料の高い医療保険

入らなくても

公的な「健康保険」には

加入している

高額療養費制度を利用すれば

わずかな負担で済む

保険ではなく、貯蓄で備える

という方法も賢明!


将来、もし、介護が必要になるかも

有料老人ホームに入所するかも

と考えると、保険はやめて

貯蓄に回すこともGOOD!

 

・住宅の見直し

持ち家で、定年後も住宅ローンの

返済が続く場合

早めに完済を目指そう!

もし、繰上げ返済が厳しい

場合には、定年後に、ローンが家計を

圧迫する可能性大…

そんな場合、住み替えの検討も必要かも

 

賃貸の場合は、老後も賃料の支払いが

続くので、収入や家族構成、暮らし方に

応じて、ダウンサイズの検討も


②できるだけ長く働く

健康であれば、働き続けられる

収入が増える、ということは

毎月の生活費の不足分の

カバーが可能

つまり、老後資金の大きな

補てんが可能


毎月の不足額が5万円…

決して稼げない金額ではない

しかも

「夫婦2人で5万円稼げばいい」

と考えれば、かなりハードルが

低い

現役時代と同じ給料でなくてもOK

同じレベルの仕事でなくてOK

無理をせず、のんびりと働くことが

できれば、健康面でも、精神面でも

GOOD!

 

定年後の再雇用制度

サラリーマンの場合

定年後の再雇用制度でも

65歳までしか働けない企業が多い

 

が、最近では、70歳まで延長しようという

動きもある

今後も、定年後のシニアを積極的に

採用する企業は

増える傾向があるとのこと

 

それに対し、自営業の方は

定年はないものの

公的年金の支給額は

満額でも6.5万円と少額

その為、できるだけ長く働いて

収入を得る必要がある

 

金融商品を利用する

老後資金を運用しないで

貯金を取り崩すだけでは

資金がショートする可能性大

年金不安などに対処する為に

預貯金だけで眠らせないで

しっかり運用することも大事

ただ、ハイリターンを狙って

リスクの高い投資商品は危険

老後資金が減ってしまう

可能性もある

 

そこで…

低リスク、税制優遇が受けられる

商品の利用がGOOD

※但し、「投資」である為、リスクはある

 

・NISA(少額投資非課税制度

NISAは少額投資非課税制度

株式や投資信託などに投資でき

運用益や分配金にかかる

約20%の税金が非課税

年間非課税枠は:

 一般NISAが120万円(5年間)

 積立NISAが40万円(20年間)

 ジュニアNISAが80万円(5年間)

 

iDeCo(個人型確定拠出年金

自分で掛金を毎月積み立て

自分で選んだ運用方法で運用し

掛金とその運用益との合計額を

年金、又は、一時金で60歳以降に

受け取ることができる

個人型確定拠出年金

 

 「掛金は全額所得控除対象」

 「運用益や分配金は非課税」

 「年金、又は、一時金での

  受け取り時に一定額まで非課税」

という3つの税制優遇を

受けられるメリットがある

※但し、他の年金制度との関係上

 利用上限額が設けられている

 自営業の場合、月額68,000円、

 サラリーマンは月額23,000円が上限

※年金が少ない自営業におすすめ

投資ド素人が投資初心者になるための 株・投資信託・つみたて NISA・iDeCo・ふるさと納税 超入門

つまり・・・

できる限り

無理しない程度に働き

生活費を見直し

節約を意識しながら

心身ともに健康に暮らす

これがBEST!